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宮古レポート

いくつもの課題を乗り越え漁業復興を目指す (1/3)

漁業設備の早期再建に奮闘した宮古漁協

岩手県内で最大の面積を有する宮古市。太平洋側の三陸沖に豊富な漁場を抱え、サケやサンマ、スケトウダラなどで全国屈指の水揚げ量を誇る。特にサンマは、毎年9月に東京都目黒区で行われる「目黒のさんま祭り」に出荷されることでも知られている。養殖業も盛んで、宮古市の漁場には季節に合わせて、ワカメやカキなどの養殖施設がずらりと並ぶ。
 そんな「漁業の町」を震災の大津波は容赦なく襲った。
 「職場から津波が襲ってくるのがすべて見えました。漁港で働いている大勢の人たちが逃げてくる姿も。とても恐ろしい光景でした」
震災当日の様子を振り返ってくれたのは、宮古漁業協同組合(以下、宮古漁協)で庶務課長を務める風晴秀明さん。

震災当日の様子を振り返る風晴課長
震災当日の様子を振り返る風晴課長

宮古漁協は港を一望できる高台にあるため、津波の被害をまぬがれることができた。建物が高台にあることを知る近隣住民たちが逃げて来るなど、避難場所としても活用された。

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(左)高台に位置する宮古漁協の建物
(右)建物からは港を一望することができる

その一方で、宮古漁協が港に所有する魚市場や製氷工場などは、津波により破壊された。震災前、宮古漁協が所有していた70億円にものぼる財産は、震災ですべて失われたという。
「魚市場の建物は修理し、震災から1ヵ月後には入札を再開しました。製氷工場もサンマの水揚げ前に再建しようと努力し、8月には再稼働にこぎつけました。当時はまだ国の補助金が出ない状況でしたが、組合長の鶴の一声で再建に踏み切ったのです」
全財産を失いながらも、補助金に頼らず漁業設備を再建しようと奮闘した宮古漁協。風晴課長の話からは、宮古市の主要産業である漁業を一刻も早く復活させたいという強い思いが感じられる。

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(左)修理をして震災1ヵ月後に入札を再開した宮古市魚市場
(右)製氷工場の再稼働もサンマの水揚げに間に合わせた

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