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岩手竣工落成式レポート

地域復興に欠かすことのできない2つの施設 (1/3)

震災に負けず立ちあがる人々

 2013年8月20日、岩手県大船渡市の沿岸に位置する越喜来(おきらい)地区で、「浜の台所CASセンター 」と「越喜来番屋」の竣工落成式が行われた。
 越喜来地区は、目の前に世界三大漁場(注1)と呼ばれる三陸沖の漁場を持ち、リアス式の地形により海山里が密集するなど、世界的にも珍しい環境にある。その一方で、漁業以外にめぼしい産業を持たない越喜来地区では、その漁業も年を追うごとに衰退し、人口流出が止まらない状況にあった。
 そうした危機的な状況に追い打ちをかけたのが、東日本大震災だった。
 人口が3千人に満たない越喜来地区を襲った津波は、最大で15メートル。死者・行方不明者は97人に上り、人口の3パーセントを超えた。震災前は、ホタテ・ワカメ・カキの養殖や天然のウニ・アワビの収穫、また、刺し網漁法によるアイナメ漁などが行われていたが、漁業者が持つ小型船230隻のうち、8割を超える約200隻が津波により流出、または、破壊された。浜辺にあったアワビなどの養殖施設も全壊するなど、越喜来地区の漁業は完全に息の根を止められた(注2)。

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最大15メートルの津波に襲われた越喜来地区では、防潮堤や防波堤の多くが決壊した

 家族や親族、知人を失い、唯一の地域産業と言っても過言ではない漁業が壊滅的なダメージを受け、越喜来地区の人々は途方に暮れる。それでも時間の経過と共に、一人また一人と立ち上がった。残った船を出して漁に出る者、漁で獲れた魚介類をインターネットで販売する者、ミサンガ作りなど新たな仕事を生み出す者。越喜来地区では一人が立ち上がったことに触発され、また誰かが立ち上がるという連鎖が生まれた。その背景には、震災に決して負けてはならないという、人々の強い気持ちがあった。

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人口3千人に満たない静かな漁村で、人々は震災に負けてはならないと立ち上がった

 キリンビールでは、越喜来地区の人々の熱い気持ちに応え、彼らの取り組みである「大船渡越喜来・豊かな漁村創生プロジェクト」を後押ししようと、「復興応援 キリン絆プロジェクト」を通じた支援を決定。「浜の台所CASセンター 」と「越喜来番屋」の2つの建物の建設を支援している。

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