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様々な壁を越えて町のブランドを確立する試み

南三陸ブランド戦略協議会贈呈式レポート (1/3)

水産業と農業の両輪で栄えた町

 2015年7月8日、宮城県本吉郡南三陸町にある南三陸ポータルセンターで、「復興応援 キリン絆プロジェクト」による水産業支援の贈呈式が行われた。

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贈呈式の会場となった南三陸ポータルセンターは、復興支援の一環で建設された交流施設
イベントやワークショップも数多く開催されている

 宮城県の北東部に位置する南三陸町は、人口が約1万4千人の太平洋に面した町。沿岸部には、親潮(寒流)と黒潮(暖流)がぶつかる世界三大漁場のひとつ「三陸沖」が広がり、天然のウニやアワビをはじめ、養殖のワカメやホヤ、ホタテ、カキ、また、銀鮭やタコなど、多種多様な水産物が水揚げされている。一方、内陸部では農畜産業も盛んで、野菜や山菜、牛肉、米、豆類など、数々の特産物を生み出している。水産業と農業が両輪となって、栄えてきた町だと言えるだろう。
 しかし、東日本大震災の大津波は、南三陸町に容赦なく襲いかかった。リアス式海岸特有の、入り組んだ地形によって増幅された大津波が町を襲い、死者・行方不明者の数は800名を超えた。また、津波により水産加工場が流失したり、風評被害により取引先が減少するなど、水産業の被害も甚大だった。
 震災後、南三陸町の人々の懸命な努力により、町は復興への道を歩み始める。そして食の6次産業化とブランド化を通して、地域の人々の暮らしをさらに豊かにすることを目的に、2014年11月、南三陸ブランド戦略協議会が結成された。
 「南三陸ブランド戦略協議会では南三陸町にある、歌津・志津川・戸倉の3つの地域がそれぞれ団体を立ち上げ、6次産業化やブランド化に取り組んでいます。特徴的なのは海の海産物だけでなく、山や里の農畜産物とも連携しながら、商品開発を進めているところです。水産業と農業の両輪で繁栄してきた、南三陸町ならではの取り組みと言えるでしょう」
 南三陸ブランド戦略事務局の事務局長を務める小野寺文夫さんは、南三陸ブランド戦略協議会の概要を説明してくれた。

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南三陸ブランド戦略協議会の概要について説明する小野寺さん

 南三陸ブランド戦略事務局は、協議会に加盟している3団体の代表のほか、コーディネーターやアドバイザー、6次産業化プランナーなどで構成されている。3団体がそれぞれに開発する商品は異なるが、ブランド戦略やロゴ・パッケージのデザインなどにおいて、統一した方向性を打ち出せるよう調整。行政や大学、商工会、観光協会など、各種機関との連携も図るなど、事業全体のかじ取り役を担っている。
 「復興応援 キリン絆プロジェクト」を展開するキリングループでは、南三陸ブランド戦略協議会に属する歌津・志津川・戸倉地区の3団体が取り組む「海・山・里・海産物・農産物 南三陸ブランド確立プロジェクト」の趣旨に賛同。日本財団の協力のもと、各地区で行われる海産物や農産物のブランディング、加工品開発、販売強化、また、南三陸ブランド戦略協議会として3団体が協同・連携して行うブランディング活動や情報発信に対する支援として、6000万円(各団体2000万円)を助成することを決定した。

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