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「ふくしま・いわき観光キャラバンin JR品川駅」レポート

「ふくしま・いわき観光キャラバンin JR品川駅」レポート (1/1)

 2015年11月21日、東京都港区にあるJR品川駅の構内で、「ふくしま・いわき観光キャラバンin JR品川駅」が開催された。
 今年の3月14日に「上野東京ライン」が開通したことにより、品川駅といわき駅が直通運転で結ばれ、首都圏からいわき市へのアクセスがより便利になった。そこでJRを利用する多くの人々にいわき市へ来訪してもらおうと、「上野東京ライン(常磐線特急列車)」の発着駅である品川駅で、福島県やいわき市の魅力を伝えるイベントが開催されたのだ。
 水産物、農産物、観光スポットなど、様々な角度から地域の魅力を発信するこのイベントには、「復興応援 キリン絆プロジェクト」の支援を受けて活動する、いわき市水産物地域ブランド化推進委員会(以下、ブランド化推進委員会)も参加。いわき市内で生産された水産加工品を販売しながら、水産業の地域ブランドである「常磐もの」をキーワードに、いわき産水産物の魅力やおいしさのPRに取り組んだ(いわき市水産物地域ブランド化推進委員会に関する記事はこちら:http://kizuna-nipponfoundation.info/2015/10/post-57.html)。また、イベントの実施にあたっては、「復興応援 キリン絆プロジェクト」の支援金が活用されている。

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物販スペースでブランド化推進委員会が販売した水産加工品。「カツオフレーク」や「サンマの佃煮」、「ウニの缶詰」など、いわき市内で生産する「常磐もの」の商品がずらりと並んだ

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商品の陳列棚には、「復興応援 キリン絆プロジェクト」の支援金を受けて制作された「常磐もの」のロゴマークも飾られていた

 イベントではまず、清水敏男・いわき市長から主催者を代表して挨拶が行われた。
 「4年8ヵ月前の東日本大震災により、いわき市は地震や津波のみならず、原発事故という日本が経験したことのない大災害に見舞われましたが、復興に向けて着実に頑張っています。本日は『上野東京ライン』の発着駅である品川駅で、イベントが開催できることを大変嬉しく思います。また、品川駅が所在する港区といわき市は、災害時相互協力協定を結んでいます。震災の際は、港区の皆さんから物心両面にわたる多大なご支援を頂き、今でも区の職員を派遣して頂いています。本日のイベントでは、福島県やいわき市の多彩な魅力をPRさせて頂きますので、ゆっくりと楽しんで頂ければと思います」

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いわき市の復興状況や港区との交流内容について紹介する清水・市長

 続いて、港区の小柳津明・副区長から来賓挨拶が行われた。
 「イベントにお招きくださり、誠に有難うございます。震災から4年8ヵ月が経ちましたが、いわき市の皆さんからはまだ復興途上だという声をお聞きします。一日も早い復興を願うばかりです。今回のイベントに先だって行われた、JR新橋駅前での物産展では、いわき市の皆さんがたくさんの特産物を販売され、イベントを大いに盛り上げてくれました。本日のイベントを通じて、いわき市と港区の交流がさらに発展することを期待しています」

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今回のイベントがいわき市と港区の交流促進に寄与することを期待する小柳津・副区長

 また、JR品川駅の石井光一・駅長からも来賓挨拶が行われた。
 「JR品川駅で盛大なイベントを開いてくださり、誠に有難うございます。『上野東京ライン』の開通により、品川駅に常磐線の特急電車が乗り入れるなど、非常に大きな変化が起こりました。そのお陰で、人の流動が多くなったという統計結果も出ています。今後も都内では、2020年の『東京オリンピック・パラリンピック』までに山手線の新駅が作られ、2027年にはリニア新幹線が開業を迎えるなど、さらに多くの変化が予定されています。工事の際には、近隣の皆様にご迷惑をお掛けすることもあるかもしれませんが、ご理解頂ければ幸いです」

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石井・駅長は「上野東京ライン」の開通により人の流動が多くなったことに言及した

 来賓挨拶が終了すると、オープニングセレモニーが執り行われた。「上野東京ライン」の開通により直接結ばれることになったいわき市と港区の絆が、さらに強いものになることを願い、主催者と来賓の8名がステージ中央で手を重ね合わせた。

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主催者と来賓の8名によるオープニングセレモニーにより、イベントは幕を開けた

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イベントの司会を務めたのは、いわき市の魅力を市内外にPRしている
「第28代サンシャインガイドいわき」の2人

 オープニングセレモニーのあとは、ステージイベントの時間となった。
 最初に登場したのは、「福が満開 ふくしま隊」の皆さん。福島県の花、食、温泉、復興、おもてなしといった「オールふくしま」の魅力を全国へ発信している観光PR隊だ。ステージでは福島県の観光をPRすべく、桜やもみじなど、福島県の観光地に咲く花などに扮した3名の男女が、幻想的な舞を披露してくれた。

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幻想的な舞を披露してくれた「福が満開 ふくしま隊」の皆さん

 続いて登場したのは、いわき市公認のご当地アイドル「アイくるガールズ」。アイドル活動を通じて、いわき市の魅力を全国へ発信している。今年の夏に開催された「汐留ロコドル甲子園2015」では、全国各地のご当地アイドルをおさえ、見事に優勝を勝ち取った。ステージでは8人のアイドルたちが、いわき市を題材にした曲などを熱唱。いわき市にまつわるクイズも行い、会場を盛り上げた。

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いわき市を題材にした曲などを熱唱した「アイくるガールズ」

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「アイくるガールズ」のステージには、地元のファンも応援に来ていた

 福島県やいわき市のご当地キャラも駆けつけた。登場したのは、福島県復興シンボルキャラクターの「フラキビタン」、いわき観光情報ナビゲーターの「フラおじさん」、いわき農産物マスコットキャラクターの「トマにゃん」、常磐線特急E657系のイメージキャラクターの「ムコナくん」。ご当地キャラのかわいらしい姿に、会場からも笑みがこぼれた。

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かわいらしい姿で会場をいやしてくれた、ご当地キャラの(左から)
「トマにゃん」、「ムコナくん」、「フラキビタン」、「フラおじさん」

 ご当地キャラと一緒に「常磐もの」のPRも行われた。PRをしてくれたのは、いわき市農林水産部の職員であり、ブランド化推進委員会の事務局も務めている吉田宜弘さんだ。
 「いわき市の地域ブランドである『常磐もの』は、一般にはあまり知られていません。水産物の仲買人や料亭の料理人など、プロが好む魚です。いわき市は特にヒラメやカレイなどの底魚がおいしいところです。しかしいまだに、原発事故の影響で地域の漁業は厳しい状況にあります。そこで10月2日から『常磐もの』をキーワードに、いわき産水産物の魅力やおいしさを伝えるプロモーション活動を始めました。底魚だけでなく、サンマやカツオなど沖合で獲れる魚も含めてPR活動を続けています。本日のイベントでは、『常磐もの』を使った水産加工品も販売していますので、どうぞよろしくお願いします」

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ご当地キャラと一緒に「常磐もの」をPRする吉田さん

 また、『常磐もの』のPR活動を支援している「復興応援 キリン絆プロジェクト」を代表して、日本財団の海洋グループで上席チームリーダーを務める、荻上健太郎からも挨拶が行われた。
 「キリングループと日本財団が一緒に取り組んでいる『復興応援 キリン絆プロジェクト』で、『常磐もの』のご支援をさせて頂いています。このプロジェクトは、『生産から食卓までつながる支援をしたい』、また、『人の絆やつながりを育んでいきたい』という趣旨で取り組んでいます。『常磐もの』というのは、確かな人や技術、品質に裏付けられた、歴史のあるブランドです。そしていわき市の復興に向けて、新たに地域ブランドとなるべく、挑戦を始めています。品川駅に来られた皆さんにも、『常磐もの』の展示に触れたり、商品を購入しながら、新しい地域ブランドの魅力を発信して頂けると嬉しいです」

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荻上・上席チームリーダーは「復興応援 キリン絆プロジェクト」の趣旨を紹介した

 ステージイベントの最後には、いわき市の象徴とも言えるフラガールが登場。スパリゾートハワイアンズのダンシングチームが、華麗なフラ・タヒチアンダンスショーを披露し、集まった人々を魅了していた。

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華麗なダンスを披露してくれたスパリゾートハワイアンズ・ダンシングチームの皆さん

 イベント会場ではステージイベントや物販のほかにも、福島県やいわき市にまつわるチラシや映像の流れるスクリーンが設置された紹介コーナー、海の中をそのまま再現した「環境展示」で注目を集める「アクアマリンふくしま」によるクラゲの展示コーナーなどがあり、行きかう人々の注目を集めていた。また、いわき市で行われる被災地ツアーやスタンプラリーなどのチラシと、海辺の町・小名浜で水揚げされたカツオを原料にした「カツオフレーク」の缶詰も無料配布されるなど、様々な形で地域の魅力がPRされていた。

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福島県やいわき市の紹介コーナー(左)に足を止めたり、
「アクアマリンふくしま」のクラゲ展示コーナーを見学する人々

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物販スペースでも多くの人が足を止め、商品を購入してくれていた

 ブランド化推進委員会では現在、①「常磐もの」のロゴマークを掲載したのぼりなど販促ツールの制作、②上野駅から品川駅まで延びた常磐線(上野東京ライン)の都心沿線での「常磐もの」のPR活動、③いわき市内で開催される物産展への出展による「常磐もの」のPR活動、④いわき市内の「常磐もの」取扱い店舗などと連携した地産地消推進キャンペーンの4つの事業を進めている。今回のイベントは、4つの事業の②にあたる活動だ。
 事務局の吉田さんによれば、12月以降、「復興応援 キリン絆プロジェクト」の支援を受けて制作した「常磐もの」のステッカーを、水産物を運搬するトラックに貼り付けるなど、新たなPR活動にも着手する予定だという。また、12月1日から2月11日まで、いわき市内の飲食店や商店で「常磐もの」ブランドを含む料理を食べたり商品を購入すると、「常磐もの詰め合わせ」が抽選で当たるキャンペーンも開催される。

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いわき市の水産物を味わうことで、「常磐もの詰め合わせ」が当たるキャンペーンのポスター
(提供/いわき市水産物地域ブランド化推進委員会)

 イベント開催を事前に知り、品川駅まで足を運んでくれた人。偶然に訪れた品川駅で足を止め、ステージイベントを見たり、商品を購入してくれた人。会場に来た人たちの背景は様々だったが、この日のイベントを通じて、多くの人々に福島県といわき市の魅力をPRできたに違いない。

資料提供/いわき市水産物地域ブランド化推進委員会
取材協力/有限会社パワーボール

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