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気仙沼水産資源活用研究会 「kesemo」商品発表会レポート (1/3)

若者が働きたくなる街へ

 2016年2月4日、東京都台東区にある「まるごとにっぽん(浅草)」で、気仙沼水産資源活用研究会(以下、研究会)が開発した新ブランド「kesemo」の商品発表会が行われた。
 気仙沼市では震災前から、「人口減少」「高齢化」「水産商品の需要減」「若年層の雇用機会の減少」などの地域課題を抱えていた。そこへ追い打ちをかけたのが東日本大震災だった。震災の影響により水産商品の供給が停止したことで、多くの販路を喪失。水産事業者の復旧が進んだあとでも、売上を震災前の水準に戻すことは困難だった。
 こうした状況を打破しようと、2013年11月、気仙沼市の34の企業・団体が集まって設立されたのが研究会だ。事業者の多くは市内で漁業の生産・加工・流通を担っているが、縫製や衣類のメーカー、発酵を得意とする会社など、水産業以外の事業者も参加している。研究会の設立後、今まで気仙沼にはなかった新しい産業を興し、都会に出た若者が帰って来て働きたくなるような地域にしようと、新商品の開発に着手した。2014年からは「復興応援 キリン絆プロジェクト」水産業支援事業の助成を受け、気仙沼の海の幸を使いながら様々な商品の開発に取り組んできた(気仙沼水産資源活用研究会への支援に関する記事はこちら:http://kizuna-nipponfoundation.info/2014/11/post-44.html)(団体のホームページはこちら:http://kesemo.com/)。
 「研究会では参加している事業者を、『サメ類』『貝類』『海藻』『イサダ(オキアミの一種)』『海水(塩)』の5つのワーキンググループに分け、新商品を開発するための研究を重ねてきました。研究段階に目処がつくと、試作品の製造、マーケティング調査、テスト販売、商品パッケージのデザインなどの工程を経て商品を完成させます。大学や研究機関、マーケティングの専門家にも協力してもらいながら、長い時間をかけてこうした工程を1つずつクリアしてきました。各ワーキンググループには5~6社の事業者が参加しています。商品によって開発から完成までのスピードは異なるので、グループ間で競争原理が働くわけではありませんが、定期的にお互いの進捗状況を共有しながら切磋琢磨しています」
 研究会・副会長の石渡久師さんが、新商品が完成するまでの取り組みを話してくれた。

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新商品完成までの取り組みについて話す石渡・副会長

 5つのワーキンググループから生まれた新商品は、「kesemo(ケセモ)」という名の統一ブランドのもとで販売されることになる。ブランド名の語源は、アイヌ語で気仙沼を表す「ケセモイ」。この言葉から「イ」を取った。また、「気仙沼から、もっと。」という思いも込められている。キャッチコピーは、「気仙沼から、もっとたくさんの海の価値と豊かさを、もっとたくさんの人に届ける」としている。

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「kesemo」のブランドロゴマーク。「海と生きる」は気仙沼市のキャッチコピーでもある

 今回の商品発表会では、5つのワーキンググループが開発した商品の中で、すでに販売されているもの、また、販売はされていないが商品として完成しているものが、お披露目されることになった。

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