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宮城県内初の海の駅で交流人口と雇用の拡大を目指す

七ヶ浜うみの駅「七のや」落成式レポート (1/3)

津波により3分の1が浸水した「東北一小さな町」

 2016年2月20日、宮城県宮城郡七ヶ浜町で、海の駅「七(しち)のや」の落成式が行われた。「七のや」を建設したのは「株式会社七ヶ浜ハーバースクエア」。七ヶ浜町や隣接する多賀城市との相互協力のもと、全国商工会と「復興応援 キリン絆プロジェクト」水産業支援事業の助成を受けることで建設が実現した(株式会社七ヶ浜ハーバースクエアへの支援に関する記事はこちら:http://kizuna-nipponfoundation.info/2015/01/post-45.html)。

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宮城県内で初の海の駅となる「七のや」は、建物のすぐ裏手に港を臨む

 「東北一小さな町」として知られる七ヶ浜町は、太平洋に突き出た半島に位置している。年間を通して種類豊富な魚介類や養殖海苔が水揚げされるだけでなく、お米や大豆をはじめとした農産物の栽培も盛んで、海水浴やマリンスポーツの町としても賑わう観光地だった。しかし、三方を海に囲まれているため、震災の被害も甚大だった。津波により町の3分の1が浸水し、約2万の町民の中から100名を超える死亡者・行方不明者が出た。

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三方を海に囲まれた七ヶ浜町の震災被害は甚大だった

 「株式会社七ヶ浜ハーバースクエア」が設立されたのは、震災から2年半後の2013年10月。震災前、七ヶ浜町で水揚げされる魚介類は、ほとんどがそのまま一次品として出荷されていた。地元の商品を販売するような店もなかったため、せっかく観光客が来ても土産物として買っていくことは難しかった。
 町の復興に水産業の復活は不可欠だが、震災前の状態に戻すだけでは不充分。七ヶ浜商工会の会長を務める安住政之さんがそう考え、代表取締役となって設立したのが「株式会社七ヶ浜ハーバースクエア」だ。この会社では、漁業・水産加工業・農業の代表者たちが横のつながりを持ちながら、地域の活性化を目的としたまちづくりに努めている。同時に、七ヶ浜町の水産物をただ出荷するだけでなく、地元の農産品とコラボレーションさせるなどして、魅力ある地域ブランドに育てようと尽力している。
 こうした商品開発・販促プロモーションの活動は、「七ヶ浜水産加工ブランド化創出プロジェクト」と名付けられ、「復興応援 キリン絆プロジェクト」水産業支援事業においても、その活動を支援してきた。
 海の駅「七のや」も、「七ヶ浜水産加工ブランド化創出プロジェクト」の一環として建設されたものである。館内は、「物販エリア」「漁港食堂」「海産コーナー」「浜焼きコーナー」に分かれ、買い物と食事を一緒に楽しむことができる。また、今後は魚介類の加工や料理の体験ができるワークショップも予定されており、新しいまちづくりが進む七ヶ浜町において、食の魅力を発信する拠点となることが期待されている。

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「漁港食堂」と「物販エリア」には、七ヶ浜町だけでなく、宮城県全域の名産品が並ぶ

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