復興応援キリン絆プロジェクト

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気仙沼鹿折加工協同組合における 組合商品開発、及びブランド化事業

気仙沼鹿折加工協同組合における 組合商品開発、及びブランド化事業

"三陸の厨房から日本の食卓へ"そして"世界の食卓へ"
組合の団結力で自慢のごちそうを届ける

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気仙沼漁港の北側に位置する鹿折(ししおり)地区で、18社の水産加工会社を組合員として発足した「気仙沼鹿折加工協同組合」。"三陸の厨房"というコンセプトを掲げ、共同利用施設を基点に、組合員協働でのブランディング活動や販路開拓を行い、"震災前より強くなるための挑戦"に臨んでいる。

力を合わせることで復興への一歩を踏み出す

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 震災後、気仙沼市では行政、事業者、地域住民の想いが交錯し、復興がなかなか進まず時間だけが過ぎてしまっていた。こうした状況の中、川村賢壽さんは1社では埒があかないと、鹿折地区で水産加工業を続ける意思を持った事業者に連絡を取り、「気仙沼鹿折加工協同組合」(以下、組合)が発足。組合では工場の再建に向けて、水産加工業集積地となる土地のかさ上げを交渉し、いち早く着工にこぎ着けた。「実は、震災前は組合という組織に対してのメリットを感じていませんでした。自分の会社で手一杯ですから」と川村さんは話す。ところが、震災によってその状況は一変したという。「津波被害を受けて事業を継続できる可能性は10%程度でした。それでも、ここで止めたら生涯後悔するだろうと思いました。死に方は選べませんけど、生き方は選べますから。みんなもそれぞれ同じように覚悟をしてくれました。我々は力を合わせることによって復興に向けての一歩を踏み出すことができました」。

様々な出会いや学びから"三陸の厨房"が磨き上げられる

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 土地のかさ上げ工事は、2014年5月に完了。当初、かさ上げ交渉のために集まった組合員は、ほかに協働できることを模索し、冷蔵施設、海水処理施設、事務所棟などの共同利用施設の建設や、組合としての販路開拓や情報発信などに取り組み始めた。「組合で活動を始めたことで、多くの出会いがありました。その出会いから様々な学びを得ています。キリン絆プロジェクトとの出会いは、ブランド育成、販売促進といったことを改めて考えるきっかけとなり、こうしたきっかけから、事務所棟にプレゼンルームを開設しました」。
 事務所棟の重要な役割を担うプレゼンルームは、調理設備を備えた商品提案の場となっている。商談の際に組合員の水産加工品を調理して紹介することが可能で、その場でお客様に商品を味わってもらうことができる。また、組合員の商品をお客様に一度に披露できるディスプレイも設置されており、営業活動の機会も増えた。こうしてプレゼンルームを使って三陸の海の幸を使った様々な商品をふるまうことで、"三陸の厨房"というコンセプトも誕生したという。「魚の国内消費が私らの予想よりはるかに落ちているということも、出会いの中で学びました。確かに、震災によって失ったものはたくさんあります。しかし、もし震災がなかったら自分の会社を守ることしか考えず、危機感を持たずに衰退していたかもしれません。今では、震災があったからこそ、この仕事で生きていく意識が高まっていると感じています」。

気仙沼鹿折加工協同組合のブランドで世界に挑戦する

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 現在、力を入れているのは「海とごちそう」と銘打った組合統一ブランド商品の確立である。「海とごちそう」をまとめた冊子も作成し、そこでは単なる商品の紹介だけではなく、組合員たちの紹介をストーリー仕立てにして、発信している。また冊子とウェブサイトには、商品とお酒のおすすめの組み合わせや、商品を使ったレシピの提案なども掲載し、食卓での楽しみ方までをも伝えている。「組合では"三陸の厨房から日本の食卓へ"をブランドメッセージにしています。ただ、海外で魚の需要が上がってきていることもあって、組合としても今では"三陸の厨房から世界の食卓へ"を目指しています。世界に向かっていくには信用が何より必要です。事業者単体では取引できなかった領域に、組合の信用力があるからこそ踏み込めます。これからが我々の挑戦です」と川村さんは語る。
 現在では、組合の共同利用施設に続き、組合員各社の工場も次々に建ち、震災から5年を迎える2016年の春に一通りの工事が落ち着く予定となっている。「ようやくですよ、将来を話せるようになったのは。工場が軌道に乗るには2年から3年。おそらくこれから5年後には何らかの決着がつくでしょう。元通りではなく、以前より強くなること。全部これからです」。組合という団結力を得て、三陸のごちそうは"三陸の厨房"を飛び出し、日本中へ、そして世界へと届けられていく。

プロジェクトから生まれた商品

"三陸の厨房"鹿折からごちそうをお届け

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海のおいしい図缶
気仙沼漁港に水揚げされるサバ、ブリ、サンマを缶詰に。
フカヒレもラインナップに追加される予定です。
パッケージには、それぞれの魚の生息域や特徴が紹介されています。
※仙台うみの杜水族館で販売しています。
<内容量> サバ 175g / サンマ175g /
ブリ大根味付 180g / ブリ味噌煮 180g

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海のめぐみの直送瓶
サケをフレークと塩焼きにした大きめのほぐし身のセットです。
海中をイメージした透明のパッケージに魚がプリントされています。
※仙台うみの杜水族館で販売しています。
<セット内容>さけ塩焼き号 80g / さけほぐし号 80g

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組合企業詰め合わせ
組合企業自慢の商品を集めて詰め合わせました。
ココロとカラダが満たされる折り紙つきの海のセットです。
※セットの内容は随時更新しています。
お問合せください。

お問合せ
気仙沼鹿折加工協同組合
担当:佐藤佳奈
所在地:宮城県気仙沼市浜町2-31-2
TEL:0226-25-7530
<URL>shishiori.jp
<ECサイト>shishiori.jp/shopping

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