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気仙沼メカジキの高付加価値化による 『食のまち 気仙沼』プロジェクト

気仙沼メカジキの高付加価値化による 『食のまち 気仙沼』プロジェクト

"気仙沼の日常"に存在するメカジキを漁業再生の切り札に
海と生きる気仙沼市を世界に誇れる「食のまち」へ

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震災の影響や担い手不足など、潜在的な課題が山積している気仙沼市の水産業をメカジキの高付加価値化を通じて活性化しようと発足した「気仙沼メカジキブランド化推進委員会」。
メカジキのブランド化をきっかけに、漁師文化が根強く残る気仙沼市を世界に誇る「食のまち」へ、という強い想いを抱く。

身近な存在"メカジキ"の価値を発信する

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 宮城県三陸沿岸部に位置する気仙沼市は、マグロ、カツオ、サンマ、サメなど多種多様な魚種が豊富に水揚げされる日本有数の港まちとして知られる。甚大な被害を及ぼした震災から時が経ち、水産業も徐々に回復し、震災前の約8割まで水揚げ量が戻ってはきたが、漁師の高齢化による担い手不足や取引量の減少など、未だ水産業が抱える根本的な課題は、山積している状況である。

 こうした中、まちの再生の切り札として目をつけたのがメカジキである。カツオやフカヒレと並んで日本一の水揚げを誇りながらも、これまで観光資源として注目されず、地域の人々の家庭料理として親しまれていたメカジキの魅力と可能性を改めて掘り下げ、発信する取り組みを始めることにした。「昔から気仙沼ではメカジキをカレーの具材に使ったり、唐揚げや照り焼きにして食べたり、身近な食材として長年親しまれてきました。ただ、 あまりにも身近な食材ということもあって、その貴重な価値に気づかずに いました」と委員長の菅原昭彦さんは語る。

五感を通じて、メカジキを体験してほしい

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 気仙沼産メカジキのブランド化にむけて、生産者、水産加工会社、飲食店、商工会議所のメンバーなど、まちぐるみでの連携がスタート。ブランディングに際し、大切にしたのは、「五感」でメカジキの魅力を伝えること。

 まずは知名度を上げるための情報発信のツールとして、メカジキの生態から漁法、レシピまでを網羅した「メカジキ本」を制作。また、船の先端からモリを投げ込んでメカジキを仕留める「突きん棒漁」という伝統漁法など、荒ぶる自然の中で日々メカジキと対峙する気仙沼の漁師たちの迫力ある姿を捉えるムービーの制作も始めた。さらに、実際に食べて味わってもらう施策として、市内の飲食店と連携し、新たなメカジキ料理も開発。肉厚でヘルシーな味の特性を活かし、メカジキのしゃぶしゃぶとすき焼きを気仙沼市内の11店舗の飲食店で提供している。

めかじきしゃぶしゃぶ

 「ブランド化を進めるにあたり、市外への情報発信と同時進行で大切にしているのが、地域の人たちへのメカジキの浸透と意識の変化です」と菅原さん。今後は、学校でのメカジキ講座や地域の料理人や主婦を集めた料理教室も開催予定。市内外に向けて"メカジキ=気仙沼"のイメージを 醸成していく。

お手本はサンセバスチャン。気仙沼「食のまち」構想

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 気仙沼市は120年の歴史の中で、これまでに大小4回の津波を経験したという。「東日本大震災をうけて改めて感じたのが、それでも海を見ながら暮らしたい人がたくさんいるということ。海と向き合って生きていくということは、このまちのアイデンティティーでもあるのです」と、菅原さんは話す。将来的にはメカジキのブランド化を皮切りに、美味しいものを食べるだけでなく、こうした地域に根付く漁師文化や背景までも感じ得る「食のまち」としての気仙沼市の姿を目指している。

 2015年の秋には、推進委員会のメンバーが「食のまち」としての世界の先進都市であるスペインのサンセバスチャンやイタリアのミラノなどを視察。特に印象に残ったのがサンセバスチャン。観光客向けだけでなく、「美食倶楽部」と称して地域の人たちが切磋琢磨して料理の腕を競い合う慣習や、みんなでレシピを共有して地域の料理を日常的に愛する姿に感銘を受けたという。「気仙沼市にもサンセバスチャンのような『食のまち』になれる可能性は十分あると感じました。カツオにサンマにフカヒレなど、食材の豊かさではどこにも負けない自信があります。まずは私たちの身近に存在するメカジキを通じて、まち全体の意識を変え、『食のまち』としての誇りを持つ。そして持続可能な経済成長も目指していきたい」と菅原さんは気仙沼市の未来の可能性に確信を抱いている。

気仙沼メカジキブランド化推進委員会 推奨メニュー

「海と生きるまち」気仙沼市から
お届けするメカジキ料理

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メカジキしゃぶしゃぶ
脂ののったメカジキをさっと湯にくぐらせていただくと、
舌の上で脂が溶けメカジキの旨味が広がります。
※気仙沼市内の11店舗の飲食店で提供しています。
詳しくはお問合せください。

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メカジキすき焼き
すき焼き風のタレで煮込み、卵とからめてお召し上がりください。
食べ応えのあるメカジキの身は、肉のような味わいです。
※気仙沼市内の11店舗の飲食店で提供しています。
詳しくはお問合せください。

お問合せ
気仙沼商工会議所
担当:小野寺秀和
所在地:宮城県気仙沼市八日町二丁目1番11号
Tel:0226-22-4600

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